みやけじまの かやぶき

やね を みてみよう!

みやけしまやくしょあと

とどうで、おしゃくじんじゃの「とりい」がみえたら、うみがわを みてください。「かやぶきやね」があります。

 

むかしは、みやけじまにも たくさんのかやぶきやねのいえが あったそうですが、いまは ひとつだけです。

 

このたてものは、むかしから かんぬしさんがすんでいて、むかしは しまのことをきめる・まとめる、などの しごとをする ばしょ でもありました。

 

🔍よく かんさつ してみましょう

📚なぜ いまは、かやぶきやねが ひとつしかないの?

(こまることも、おおいのです)


ずっと のこして いけるように、

「ぶんかざい」ときめられています。

たいせつに まもっていきましょう。

👉「ぶんかざいってなぁに?」

のページへ  


かやぶきのいえには「いろり」があります。

 

🔍どんなくらしをしているかな?

 

🔍むかしのしゃしんを みたり

 

👂いま くらしているひと から、おはなしを きいたり してみましょう。


かやぶきやね の ざいりょう

むかしのみやけじまでは、ハチジョウススキ を「茅(かや)」として つかって、やねを ふいて(つくって)いました。

また、「ニガッタケ」とよばれる ほそい竹(たけ)を なわ のように つかって いました。

 

みんなで 山(やま)・かやば などから、たくさんのかや を かって(とって)きて、みんなで やねにのぼり、ふいていたそうです。

 

はしら など たてもの の ざいりょう は、シイの木(スダジイ)です。

いえ が、しま に はえている しょくぶつ で できているのです。

 

👂📚「みやけしまやくしょあと」 は、

 だれが どうやって つくったのだろう?

 

🔍やねにつかう かやのたば(※しまやくしょあとのやねうらに、ありました)

 

🔍👂👍たけを はんぶんに さいて つかうそうです

情報


かやぶきやねの「ふきかえ」

草でつくった 「かやぶきやね」は、あめ や かぜ などでボロボロになってしまい、ときどき かや をさしこむ などの しゅうり が ひつようです。20ねん~30年くらいで、ふるいかや を あたらしく とりかえます。「ふきかえ」といいます。

 

いまの しまやくしょあと の やね は、2006(平成18)年に「ふきかえ」をしましたが、ハチジョウススキ や ニガッタケ を つかうことができませんでした。

つぎの ふきかえ には、むかしから つたわる ''みやけじまのかやぶきやね'' が ふっかつできたら いいなあ とおもいます。

 

「ふきかえ」で やねからおろした ふるい かや は、はたけ の よい ひりょうになる そうです。

2021年10月三宅島役所跡にて、

沖元太一さんによる差し茅のようす

📝「さしがや(差し茅)」

雨(あま)もりしそうな ところに、かやを さしこんで しゅうりを します。




ほかのばしょ には

どんな かやぶきやね が

あるかな?

しらかわごう の がっしょうづくり

おおきな おおきな、さんかくやね。

「がっしょうづくり」のいえが、ゆきの たくさんふる、やまおくにあります。

いまでも たくさんの かやぶきやねが

ならぶ しらからごう の むら は、たいせつな「せかいいさん」です。

↑白川郷の屋根葺きの様子。黒田乃生先生御提供

↑白川郷の合掌造り集落。黒田乃生先生御提供

しょくにんさん ではないひとも むらのみんなが やねにのぼり たすけあって ふいて(つくって)います。

これを「ゆい」と よんでいます。


いずしょとうの かやぶきやね

みやけじまいがいのしまにも、むかしは かやぶきやねの たてものが たくさんありましたが、いまは ほとんど のこっていません。ひとが すんでいる かやぶきのたてものは、ほかのしまには ありません。

 

はちじょうじま には、かやぶきのそうこ があります。

 

にいじま と おおしま では、むかし ひとがすんでいた かやぶきやねのいえを、はくぶつかん で みることができます。

(おおしままちきょうどしりょうかん(大島町郷土資料館)でみられる いえは、かやぶきでは なくなってしまいました。)

 

おおしまにある じんじゃ にも、かやぶきやねが みられます。


ほかにも、いろいろなところに、

いろいろな かたちの かやぶきやね

があります。

 ふきかた(つくりかた)も、

いろいろ あるのだそうです。

🔍「みやけしまやくしょあと」の

やねとくらべてみましょう