むかし、かやをかっていたところ

★「ふんかやま」

 

ハチジョウススキは、ふんかのあと、さいしょにはえてくる草の ひとつです。むかし、このようなところにも、かやをかりにいき、さまざまなことにつかっていたそうです。


★しぜんの かやば

(かいがんにひろがる草原など)

 

かぜがつよい うみのちかくでは、高い木がなく、ハチジョウススキが自然にたくさんはえています。このようなところや、いえのまわりなどに しぜんにはえているかやも つかわれてきました。

ただし、いまでは かってにとらないほうがよいでしょう。少なくなってしまった野鳥(やちょう)が すんでいるかも しれません。


★「かやば」

やねなどにつかうための、かやをそだてていたところが、しまには なんかしょもあったようです。

まいとし かるため、きれいなハチジョウススキの草原が、ひろがっていたようです。

 

しらかわごうや、ふじさんのふもとなど、ほかのちいきでは、いまでも広い「かやば」をつくり、やねにつかっているのを みることができます。

 

いまのみやけじまには、ひとがつくっている「かやば」はありませんが、ハチジョウススキがしげってしまって こまるばしょでは、まいとし くさかり をすることがあります。むかしの「かやば」と にていて、きれいなかやが はえています。


2000年ふんかのあと、おやまのぼくじょうのあとは、だんだん草が増えて、ハチジョウススキの草原になり、むかしの「かやば」のようなけしきもみられました。さいきん、さらに木も生えてくるようになりました。

 

このまま からずにおけば、きがそだち、もりになってゆきます。



「かやば」だったところ

 

むかし「かやば」や はたけ だったけれど、いまではつかわなくなってしまったところが、みやけじまにはたくさんあります。木や竹がしげっていることが多いです。

とくに、竹がふえすぎてしまうことが、心配されています。