三宅島のなかでも、場所によって、いろいろなかたちで そだっています。
島で「カヤ」とよばれる、自然に生えているハチジョウススキの、穂がついた冬のようすです。
①太く長く、曲がって育っている
現在の三宅島ではこのタイプが沢山みられます。
(学校近くの空き地→)
手前が広場になっています
②太く長く、比較的まっすぐ育っている
高さは2m以上
(坪田地区の私有地→)
③まっすぐそだっている(①②よりは細くて短い)
(富賀神社境内→)
一部草刈り(除草作業)をすることがあったり、畑で使うために刈っていく方がいたり、人の手が入っています。周囲の林や竹林が風よけになっているかもしれません。
④短く、茎が細いまま秋を迎えて穂がついている
草刈り(除草作業)や、畑などで使うために刈る作業を重ねた場所です
(旧ヘリポート周囲=学校の近く→)
写真奥には、高く太く伸びたものが育ち(①のようなタイプ)、その手前には中間的なもの、周囲にチガヤの群落が育っています。
フェンスの向こうは全く刈られていません。
旧ヘリポート周囲は色々な形の「カヤ」がみられ、「マグサ」と思われるものも一部に生えています。
(三池浜付近の都道沿い)
⑤茎も葉も細く、短い。
葉の縁が鋭いので、本土のススキに近いもの又は本土のススキそのものかもしれません。旧ヘリポート周囲に多く生えています。
きれいに刈った根本のようす。
三宅島で「カヤ」と呼ばれている、自然に生えてくるハチジョウススキの根本は、真ん中がぎゅっとつまっていると、島で畑仕事をしている方から聞きました。
逆に、畑で育てられてきた「マグサ」と呼ばれているハチジョウススキの根本は、真ん中があいてくるそうです。
そのため、「カヤ」を取り除く作業はとても難しいということです
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